初産で一卵性の双子（MDツイン）を妊娠中で、現在妊娠35週目です。
そして、2週間後の37週目に誘発分娩をして、下からのお産予定です。
私自身、産み方の選択について色々悩んだので、同じように悩んでいる方がいらっしゃれば是非参考になればと思います！
双子妊婦は下からお産可能！？
結論から言うと、一定の条件を満たせば、病院によっては可能です！私自身、一定の条件を満たせば下からお産が可能な病院に里帰りの際に転院しました！双子妊婦さんで、帝王切開しか選択肢にないと思っていた…という方もいらっしゃるので「選択できる」ということは是非知っていただき、選択してもらえたらと思います＾＾
下からお産を選ぶまでの実体験
双子（特に一卵性の双子）だと、病院の方針で分娩方法は「帝王切開一択」という病院が多いですが、私は条件が揃えば下からお産ができる病院で出産したいという思いがあり、今の病院を選びました。双子の妊娠が分かってから現在まで、どのように進んできたか共有します！
【6週目】「双子の妊娠が分かる」
私は体外受精で子供を授かったので、6週目に不妊クリニックで心拍確認をする際に双子だということが分かりました。双子の妊娠が分かった瞬間は皆さんびっくりしますよね笑
私はびっくりした後に「あ、帝王切開なのかな…」という感情を抱いたことを鮮明に覚えています。私自身、これまで整形外科系で手術を2回したことがあり、膝に目立つ手術跡があります。膝上のスカートはあまり履きたくないと思うなど、やはり手術跡は嫌だ…、可能な限り自分の身体を切りたくないという思いを持ちながら過ごしてきたので、双子の妊娠が分かった瞬間も帝王切開か…と思ったのだと思います。
【7週目】「一卵性の双子でも下から産んだ妊婦さんがいると知る」
双子だと分かった瞬間、Webで色々と調べました。その中で「一卵性の双子でも下から産んだ妊婦さんが割合は少ないがいる」という事実を知りました。翌週の8週目から、不妊クリニックを卒業して周産期医療センターのある大学病院を受診予定だったため、次回病院で確認しよう！と思いました。
【8週目】「この病院では帝王切開一択と言われる」
周産期医療センターのある大学病院を受診したところ、「この病院で産む場合は一卵性の双子は帝王切開しかやっていない。極めてまれだが、急に陣痛がきて、病院に到着したタイミングで頭とかがすでに出ており、そのまま産んだ方が早いというときくらいしか、一卵性の双子での下からのお産はしていない」と言われました・・・。
関東の他の周産期医療センターがある病院で、一卵性の双子で下からお産ができるところはあるか聞いたところ「神奈川県はないね～、東京に1つあるね～」とのことでした。
「二卵性の場合は胎盤が2つあるから、一卵性よりはリスクが低く下からお産が可能だけど、一卵性は胎盤が一つなので、片方の赤ちゃんが出た後に、胎盤が剝がれるともう片方の赤ちゃんが危険になるなどのリスクがあるから帝王切開しかやっていない」とのことです。「下からお産でチャレンジして、だめだったときに緊急帝王切開などもやってないのですか？」と聞いたところ「緊急帝王切開も、【緊急】ってことはあ赤ちゃんが苦しんでいるってことだからね」と言われました笑
12週目あたりまでにどこで産むか方針決めてね～とのことで受診は終わり、「赤ちゃんの命を危険にさらすことを考えているのかな～母親失格かな～…」と悩みながら帰宅しました。
【8週目】「一卵性の双子を帝王切開一択にするのは人手不足！？」
日々色々と考えていると「なんで双子の下からお産をするところと、しないところがあるのだろう…」という疑問もあり、さらに色々と調べたところ「赤ちゃん側のリスクを考慮というより、病院側の人手不足が原因」という意見もあることを知りました。
医師に対して質問ができるサイトがあったのですが、「自分の病院は一卵性の双子の場合、下からお産しかできないと言われたが、大丈夫でしょうか…」みたいな質問に対して、医師の回答が「MDツインであったとしても、緊急帝王切開の対応がしっかりできるなど整った環境下ならリスクは変わらないとする研究があるからだと思います。そうであれば自然分娩にすべきという考えで、おかしい考えでは全くないと思います。MDツインを帝王切開にするのは人手不足を考慮した結果多くの病院がそうなっているのかと個人的には思います。」との回答でした。赤ちゃん側のリスク考慮ならまだしも、病院側の人手不足が原因なら、体制が整っているところで自分の希望するお産がしたい…！と思いました。
【12週目】「条件が揃えば下からお産ができる病院への転院を決意」
夫とも相談しながら考えた結果、通っている病院は、20週目あたりに双胎間輸血症候群傾向がないかを5日間の検査入院で検査する病院だったので、そこで問題なければ里帰りをし、下からお産ができる病院に転院することにしました！ちなみに里帰り先の病院は双胎間輸血症候群などになったら対応できず、他の大学病院に転院になるとのことでした。
【20週目】「無事に転院決定」
双胎間輸血症候群の傾向がなく、無事に里帰り＆転院が決定しました！ただ、転院先の病院はあくまで電話で助産師さんに「一卵性の双子でも条件が揃えば下からお産ができる」と確認しただけだったので、具体的な条件が何かとか、医師は違うことは言わないか…などドキドキしていました。
【22週目】「転院先で条件を確認」
里帰り先の病院で「一卵性でも自然分娩可能か」改めて確認しました。すると「妊娠高血圧症、妊娠糖尿病、頭が二人とも下であれば可能」と言われました。「頭は最初に出る子が下だったら可能」とWebの記事で見ていたので、2人ともか・・・と思ったのを覚えていますが、安心したと同時に、体調管理に気を付けようと思いました！
【23週目～現在35週目】「体調管理を徹底し37週に下からお産予定」
その後は甘いもの・しょっぱいものが大好きな私ですが、糖分・塩分に気を付けて健康的な食生活を意識したところ、妊娠糖尿病や妊娠高血圧などの検査は無事クリアできました！双子の場合は逆子になることが多いとのことで、毎日軽いウォーキングをして重力で頭が下になるようにと願いながら過ごしていたところ、2人とも頭を下に向けてくれたので、今のところ条件を満たしており、37週目に誘発分娩をして下からお産の予定です。
下からお産を選んだ理由
赤ちゃんの命がもちろん最優先です。ただ、出来る限り自分の身体を切りたくないという気持ちがあることは事実でした。自分がお腹にいる赤ちゃんだったら「自分もがんばるから、母親の選びたい方法を選んでほしい」と思うなと思ったので、きっと将来赤ちゃんも「大丈夫だよ、自分たちもがんばるからお母さんの選びたい方を選んでくれてよかった！」と言ってくれると思い、自然分娩可能な状況の場合はその選択肢を選べる病院にしました。
出産2週前の今は、もちろん1人産まれた後に緊急帝王切開で陣痛の痛み＋お腹を切る痛みのフルコースになる可能性もあると少しドキドキしていますが、医師から「この状態だったら下からお産だね、分娩は迅速にやった方がいいから医師2人体制でやるね」と言ってもらえて、あとは自分と赤ちゃんががんばるだけだ！と思っています！
下からお産を希望する場合に必要なこと
下からお産を希望する場合は下記を実施してみてください
① 周産期医療センターの一覧で病院を探す
双子の場合は早産のリスクが高いので、NICUがある周産期医療センターでの出産がまず前提になるようです。なのでWebで「周産期医療センター 一覧」と調べたら出てくるので、検索をします。都道府県ごとに病院が出てくるので、家から近いところなどを探します。
② 病院に電話をして聞く
上記で気になる病院があったら、代表電話に電話をし、産婦人科に繋いでもらって、今の自分の状況を話し「一卵性の双子も下から分娩可能ですか？」と確認すると回答してもらえます。
③ 双子ママに聞く
市や区によっては、双子サークルなど、双子ママのコミュニティがあるので、そこで双子の先輩ママさんに聞くと色々と情報をもらえます。
④ 家族や医師と相談して決定する
情報が集まったら集まった情報をもとに、家族や医師と相談して、どこで産むか・どう産むかを決定します
さいごに
以上、双子の下からお産が可能なのかについて、私の実体験でした。
双子ならではの悩みや、双子妊娠週数の記事も書いているので、週数別の状況を是非参考にしてみてください！
出産まであと15日なので、無事にこのまま下からお産ができるのか！？など引き続き経過は報告しようと思います＾＾
双子ママは身体もしんどいことが多いと思いますが、一緒にがんばりましょう！
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